[NEWS]第3回「阿賀北ロマン賞」随筆部門大賞作品を公開します。

敬和学園大学では、新潟県新発田地域振興局との共催で、2008年度開始の新規企画として、文藝賞「阿賀北ロマン賞」を設けました。2010年度も前年度に引き続き作品募集を行った結果、北海道から鹿児島までの20都道府県から計99編のご応募をいただくことが出来ました。
 小説・随筆部門は、阿賀北地域の「祭り」をテーマに36編、創作童話・児童文学部門は、阿賀北における新発田地域(新発田市、阿賀野市、胎内市及び聖籠町)の「祭り」をテーマに63編の創意溢れる作品をご応募いただき、受賞作品を決定いたしました(受賞者一覧はこちらからご覧ください)。
 このたび受賞作品の中から、随筆部門の大賞受賞の作品(下段の添付資料欄の作品名をクリックしてください)およびその選評を発表させていただくことになりましたので、ぜひご覧ください。

 なお次の選評は、「阿賀北ロマン賞」特別審査員で、作家・「三田文学」編集長の加藤 宗哉氏によるものです。


■随筆部門 大賞
「かたびら雪」中村 通子( 63歳 )
 随筆部門で評価が高かったのは、「かたびら雪」(中村 通子)と「春うらら」(門馬 惠子)の二篇である。他の作品に比べて、何より安心して読めた。「かたびら雪」は「父」と自分、「春うらら」は「娘」と自分というテーマを携えながら、それぞれ「義士祭」や「夏祭り」に結びつけたが、文章を含めた作品の安定感としては「かたびら雪」が優っていたということだろう。「春うらら」は一篇の小説にもなりそうなテーマを持っていて、その分だけ随筆としてはまとまりを付けきれなかったということも言える。それにしてもこうした随筆に触れると、やはり人生に隠された微かな〈哀しみ〉や〈寂しさ〉が読む者を共感させるのだとつくづく思う。


第3回「阿賀北ロマン賞」(創作童話・児童文学部門)受賞作品はこちらからご覧ください

添付資料