まちカフェ・りんく コンセプト

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まちカフェ・りんく のコンセプト

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スローでつなぐ「まちカフェ・りんく」

「まちカフェ・りんく」は以下6つのコンセプトによって新発田市駅前商店街に生まれた共生型地域活性化のまちづくりプロジェクトである。

  • 「商店街活性化(まちづくり)への貢献」―地域交流空間づくり
  • 「コミュニティ再生への貢献」―地域ネットワークづくり
  • 「環境・福祉教育への貢献」―フェアトレード&環境・福祉コミュニティづくり
  • 「地産地消、食の安全・安心への貢献」―地域社会健康づくり
  • 「地域文化活動活性化への貢献」―生きがい・自己実現づくり
  • 「若者の起業家精神育成への貢献」―ひとづくり

まちカフェ・りんくは、前身の「まちカフェLink」(2008月10月開店、2009年12月閉店)の使命を踏まえながら2010年8月9日にリニューアルオープンしたものである。オープンに際しては従来のまちカフェの考え方や形式を継承しつつも、新たなコンセプトの追加と変更、改善などを行ってきた。

例えば、これまでの大学中心の運営から新たに地域との連携をより綿密に行うことを視野に新発田市社会福祉協議会(以下、社協)が運営に加わったことである。それは、これまで新発田市内において長い間培ってきた社協ならではの地域づくりや各種の住民組織のネットワークづくりなど、これまでの様々なノウハウをまちカフェ事業と連携させていくことによる地域活性化への相乗効果を生み出すことを狙いとしたのである。

その取り組みとして、社協の給食ボランティアの方がまちカフェのランチ事業に深く関わっていることである。食の安全・安心を通した地域社会の健康づくり増進に携わっていることである。さらに、ランチタイムにおける食事は従来の学生シェフ中心の仕方に加えてプローのシェフによる本格的な料理の提供を通した起業競争力への強化も視野にいれたことである。また、従来のゼミ中心による学生の関わりをなくし、全学をあげてカフェ経営に興味を持っている学生にチャレンジの機会を平等に与えることによる人材育成の幅を広く設けたことである。このような体制のもとにまちカフェりんくは開店したのである。以下、まちカフェ開店までの背景について簡単に紹介する。

時代の変遷とともに、いつの間にか地方商店街の代名詞として定着してきたシャッター通りという呼び名はいまや慣れ親しんでいる言葉であるかもしれない。敬和学園大学の地元である新発田市の商店街も例外ではない。しかし、シャッター通りをこれまでのようにネガティブな見方のみで捉えるのではなく、よりポジティブな見方へと捉えなおす発想こそが大切ではないかという視点からこの事業は始まったといえる。

このようなコンセプトの考え方には、まちカフェという物理的空間のみが学生たちのフィールドではなく、まち全体を見据えた学びの場として地域との関わりを位置づけたのはこの事業の大きな特徴である。

まちカフェ・りんくの6つのコンセプトは大きく二つの事業で集約することができる。一つ目は、カフェという空間における地産地消の食を中心とした地域社会健康づくりやその活動から持たされる商店街活性化への期待とカフェ経営における起業精神の育成によるひとづくりである。二つ目には、地域連携事業がある。地域づくりには時間とエネルギーと努力が必要である。まちカフェ・りんくには「スローでつなぐ」という文言があるようにこの言葉には地域づくりへのスローの意が込められている。カフェという物理的空間での活動を踏まえつつも社協の地域活動事業にも学生たちが積極的に関わることを通して地域社会ネットワークづくりや福祉コミュニティ形成につなげることを今後の事業展開に重要課題として位置付けている。さらには、新発田市との連携事業として、いわゆる限界集落といわれる郊外地域の活性化にも学生たちの参画が見込まれており、この事業を通して多くの学生が地域に入るきっかけになっていくこともこのプロジェクトの大きな狙いである。

何ことでもスピードが求められる現代社会に生きる私たちの生活。スローで立ち止まり、スローで考え、スローでつなげることが共生型地域活性化のまちづくりには必要である。 

敬和学園大学の多くの学生たちがこの事業を機に地域に入り、地域から学び、地域とともに地域によって成長することの思いがこの「まちカフェ・りんく」のプロジェクトには大いに込められている。

スローでつなぐ まちカフェ・りんく 指導教員 趙 晤衍