まちカフェ ~Link~ 開店までの歩み

★敬和学園大学は街の元気に貢献します★

4月下旬

吉田健太郎先生が平成20年度新潟県大学資源活用事業の予算公募に応募。学生が商店街で経営する「まちカフェ事業」の申請を行いました。申請の背景には、先生の熱い想いがありました。今、地域社会が大学に求めていることは何か?大学が地域に貢献できることは何か?そのために大学が提供できるリソースは何なのか?学生が積極的に関われる地域貢献はないか?その地域貢献を通じて学生が実学として学習し、願わくば彼らの生涯の糧となる学びの場となるようなプロジェクトにしたい、そんな先生の想いがこもった申請から私たちの歩みは始まりました。

5月下旬

吉田ゼミで初めての新発田市の商店街実態(マーケティング)調査を実施しました。実際に商店街を見歩き、商店街の人とお話をして、「商店街の現状」について理解を深めました。今まで大学の近くに商店街がありながら、商店街を歩く機会などほとんど皆無。正直なところ近くて遠い存在という感が否めない場所。こんなにも空き店舗が多いなんて知りませんでした。とにかく商店街を歩いている人が少ない。若者がいない。かつて城下町として賑わっていた「街の顔」である中心市街地が衰退し、賑わいを失いつつあることを実感する機会となりました。どうしたら元気のないこの商店街を活性化することができるのだろうか、そんな素朴な疑問を抱える時間となりました。

6月中旬

吉田ゼミで新発田市の中心商店街の2回目の商店街調査を行いました。この街にある魅力は何なのか?この街に足りないものは何なのか?最終的にその答えを見つけることを目的に、現状この街で買い物する人たちのセグメント調査を実施しました。また、いま来ていなくても来てくれる可能性のある顧客は近くにいないか、地図を広げ実際に歩いて確認作業を行いました。幼稚園に迎えにくるお母さんたちを発見。県立病院にお見舞いや通院に行かれる方が多いことを発見。目抜き通りを通過していく車、自転車などの交通量は意外と多いことを発見。地域の人たちが利用したくなるような商店街ってどんなところだろう、そんな原点に立ち返る時間となりました。

7月7日

吉田先生の研究室に集まり街カフェの最初の会合を開きました。吉田ゼミ生の幹事である刈田佑二を中心に「まちカフェプロジェクト」の立ち上げに賛同する若き有志たち7名が集まりました。それぞれメンバーの抱負について語り合うとともに、まちカフェのコンセプトについて意見交換を行いました。学生が主体的に経営する自分たちのカフェ。このカフェが単なる喫茶店ではなく、「まちづくり」に貢献できる「空間」となるためにどんなサービス内容が考えられるのか。どんなコンセプトでお店を経営するのか、活発に意見が交換されました。これからどんなお店が出来上がっていくのだろう。・・・どうか、うまくいきますように。

7月10日

吉田ゼミで村上市の中央商店街を見学。他の商店街の取り組みについて比較調査を行いました。新発田の商店街と比較して、どこが魅力的か、どんな工夫がされているか。逆に他の商店街を見ることで、新発田の商店街の魅力も見えてくるはず。夏の暑い中、村上の商店街を歩き回りました。それぞれの工夫、長短所が発見できた一日となりました。それにしても、村上牛弁当は美味しかった。地域で育ったものをその地域で食す、っていいですよね。

7月下旬

県から予算承認の内示。我々のプロジェクトである「まちカフェプロジェクト」が他のゼミで申請していた「朝市復活プロジェクト」とともに県の予算申請を無事通った旨の通知がありました。敬和学園大学の新しい形での地域貢献が始まることになりました。リーダーは、吉田ゼミ生の刈田佑二。吉田先生の指導のもと、刈田リーダーが「まちカフェ」をまとめていくことになりました!いよいよ構想していた計画が実際に実行できると思うと緊張感が走ります。学生である自分たちが何をできるのか、期待と不安でいっぱいです。頑張るぞ!!

8月4日

それぞれ忙しいメンバー、先生が立ち上げに際して活発な議論が展開できるように、ネット上に情報掲示板を立ち上げました。これで、国内外どこにいても意見交換ができます。まずは、お店のコンセプト、予算計画書の作成に関わる議論から始まりました。基本コンセプトは、「地域商店街の活性化(まちづくり)に貢献できる空間づくり」「失われつつあるコミュニティの再形成に貢献できる地域づくり」「学生たちの起業家精神の育成」。若者が消えゆくこの街に、若きエネルギーを注入します!

8月7日

初めての起業。何から手をつけてよいか分かりません。学生同士の議論は平行線。途方に暮れる毎日です。そこに吉田先生から助け船。優先的に取り組まなくてはならないことが見えてきました。取り組むべき事項ごとの役割分担と責任者の明確化を行いました。メンバー各自が最低一つは責任を持って取り組むことになりました。設備・物品購入班、メニュー・営業許可申請班、マーケティング・広告班、会計班、それぞれに必要な予算を調査していくことになりました。また、工程表の作成を行うよう先生から指示がありました。

8月11日

店舗候補地がなかなか見つかりません。空き店舗はたくさんあるのに、なかなか我々の予算に見合った物件がないのです。意外と商店街の家賃が高い現実に直面しました。そこで商工会議所に紹介していただいた店舗候補地を視察。最初の店舗は、目抜き通りのほぼ中心地。立地条件は言うことありません。店舗面積は、7坪。家賃は我々の予算の中に何とか納まりそうです。地域の工務店の方にもご協力いただいて、レイアウト案を作成いただきました。その際に、営業許可を取るために必要な設備の工事にいくらくらいかかってくるのかアドバイスもいただきました。大堀商会の皆様、本当にありがとうございます!必要経費の概算が分かってきたので、他の必要予算も合わせて最初の予算計画書案を作成し、先生に提出しました。しかし、レイアウトから、どうしても地域の人と交流するスペースとカフェスペースの双方を7坪の敷地内に確保することが難しく、他の物件を探す方向性で検討をすることになりました。

8月17日

新たな店舗候補があがるのを待つ間、議論は様々な方向へと展開されました。コンセプトの再確認や、コンセプトとフィットさせるためのメニューを考案するための議論、さらに安い物品を探すために価格調べを行いました。しかしそれと同時に見落としていた必要経費が表面化してきて、予算書の合計額は上下! メンバー間に緊張が走る日々を送りました。

8月21日

店舗決定が遅れる中新たな工程について議論する必要が生まれました。開店予定日まで間に合うか、間に合わないか。まちカフェプロジェクト以外にも仕事を持つ多忙なメンバーが多く、なかなか予定は合いません。会える時間は限られているため、この貴重な資源をどのように活用し議論を進めていくのかが問われました。不安でいっぱいでしたが、時間の合間を縫って各部門のメンバーがコンタクトを取り、週に2度全体報告会を行うことになりました。

8月26日 商工会議所訪問

吉田先生と一緒に新発田商工会議所にカフェ開店に関わるご挨拶。ついでに、開店までに必要な手順について色々とアドバイスをいただいちゃいました。おかげさまで、保健所の申請方法や商店街の空き店舗情報など詳しく知ることができました。街の関係者とのネットワークも広がります。商工会議所の神田さん、ありがとうございます!次は保健所に行って、営業申請に関わる確認作業を行いたいと思います。